ハンドドリップを伝える

美味しい豆を手にしたとき。やはり、ハンドドリップが最高、と私は思う。

しかし、朝は何かと慌ただしい。自分や家族のお弁当のしたくや出勤の準備などなど。帰宅後は、なにかしら疲れ果てている。そんな私の目の前にはデロンギマシンの魅力的なボタンが!そして、日々ハンドドリップから遠ざかりつつ…。

やはり、ハンドドリップコーヒーが飲みたい!

そんな折に、救世主が!

あまりにも、私がハンドドリップで淹れなくなったからだろう。夫が「コーヒー淹れてみようかな。どうすればいい?教えて」と動き出した。これまでにない動きである。願ってもないチャンス到来。願わくば、「簡単だ!美味しい!これからも淹れるよ。」となってもらいたい。

難しく伝えてはいけない。簡単に、覚えやすく。しかも、「私が」美味しいと思う方法を伝授しなくては。そこで、伝えたハンドドリップの技、以下に。

ステップ1 お湯を沸かし、コーヒーポットに注いでおく。

沸かしたお湯をコーヒーポットに注ぐ。
沸かしたお湯を、コーヒーポットに注いでおく。いろいろ準備をしている間に適温に。

2 コーヒー豆は30g、ナイスカットGの「3」で挽く。

コーヒースケールで豆を量る。
コーヒースケールで豆を量る。ついでにカップも温めている様子。

3 HarioⅤ60ドリッパーにフィルターをセット。フィルターに豆を入れる。

セットしたフィルターにミルで挽いた豆を入れる。
フィルターに、ミルで挽いた豆を入れる。

4 お湯を30g(cc)注ぎ、30秒待つ。 

お湯を30cc注ぎ、30秒待つ。
お湯を30cc注ぎ、30秒待つ。

5 3分かけて、お湯をゆっくりと300g(㏄)注ぐ。(最初の30秒、30gも含む)

お湯をゆっくりと注ぐ。
3分かけて、お湯を合計300g注ぐ。

できあがり。人に淹れてもらうコーヒーは、美味しい。

人に淹れてもらうコーヒーは、ひときわ美味しい。

覚えてもらいやすいように、分量はすべて数字の「3」で統一してみた。手順に慣れたら、自分で工夫したり、こだわりを持つようになることを期待しての「3」。数字の「3」は古来、漢籍では「無限大」の意味も持つ。いろいろ期待してのマジックナンバー笑。

補足1)わが家ではHARIOのコーヒースケールを愛用している。仕組みは単純だが、分量と時間が並行して図れる優れもので、素人の私でも美味しい味を再現できる。

補足2)美味しい豆を使う。極端に言うと、美味しい豆は淹れ方を選ばない、と私は思う。わが家はREDPOISON COFFEEさんの豆の大ファン。

最初は、私が横にいて、コーチしながら。2回めは、聞かれたときに答える程度。少しずつ、自立してもらう笑。そして、3回め以降は、一人で淹れるように!

私のもう一つの希望…ハンドドリップの様子を、立ち上がる湯気、コーヒーの雫を写真に撮りたい…も叶いそうで嬉しい。